今月のスナック女子は、大阪音楽大学でクラシックを専攻、卒業後は歌謡曲に親しみ、現在ボーカルトレーナーとして活動している八木尾恵美子さん。大阪で多くのカラオケ愛好家、歌手に歌の指導を行っています。

「お酒はあまり飲めませんが、おしゃべりは大好きです。今日はママとの会話を楽しみたいと思います」。

さて、今回訪れたお店は徳島市の繁華街・秋田町の商業ビルにあるスナック春（SHUN）。ママの森住美穂さんが切り盛りしているお店です。

店内の壁には、額装された長渕剛のポスターがずらり。ママから手渡された名刺にも、ギターを手にした長渕の姿がプリントされています。

「すごい！長渕さん尽くしのお店ですね」と八木尾さん。

ママいわく、「私、長渕剛さんが大好きなんですよ。ファン歴42年です」と“長渕愛”を明かします。

八木尾さんはその熱意に感心することしきり。そのまま〝長渕トーク〟を続けたい思いはあれど、しっかりと取材も。

ということで、「このお仕事をされてからどのくらいになるのでしょうか？」と尋ねました。

「16歳の時、親に勘当されて上京。東京でいろいろな仕事を経験しましたけど、一番性に合ったのが水商売です（笑）。30代で独立、この地にお店を構えてからは20年ほどがたちました」とママ。

店内にはカウンター席とボックス席があり、「詰めれば14人くらい座れると思います」とのこと。「スタッフは私一人ですから、あまり広くても…。このくらいの席数で十分です」。

店名の由来を問うと、「長男の名前が〝しゅん〟、長女の名前が〝はるな〟。子どもたちの名前にちなんで、〝春〟と書いて〝しゅん〟にしました」とのこと。

「すてきなネーミングですね」と八木尾さんは感激の面持ちで、ママの説明に聴き入ります。

そして、会話をする中で、あることに気付きました。

「とても魅力的なハスキーボイスですよね。歌謡曲とかうたうと似合いそう」。

本職・ボーカルトレーナーとして、ママの声に感じるものがあったようです。

「ありがとうございます。長渕さんの歌以外にも、八代亜紀さんや渡辺真知子さん、吉幾三さんの歌も好きですよ。こちらでは音響設備にもこだわっていますから、カラオケも好評です。お客さまは皆さん、とても気持ちよさそうに歌っています」とママはにこやかに応えます。

「本当に味のある声ですね。いつかママの歌声も聴かせてくださいね」と八木尾さん。

おいしいお酒と充実のカラオケ設備、そしてママとの楽しい会話に大満足の様子です。「ぜひまた伺いたいと思います！」。

料金（チャージ料）は男性4,000円、女性3,000円で、カラオケ歌い放題。