今月のスナック女子は歌手の木下結子さん。９月２１日には「私の歌の中で、最も演歌色の強い作品です」と語る、新曲「百滝桜」を発表。現在、そのプロモーションに尽力されています。「年齢的にスナック女子と呼ばれるのは少し照れますね。でも私、いつかこのコーナーに出たいと思っていたんですよ。ですから、今日はとても気合が入っています（笑）」と張り切って取材店を目指します。

今回訪れた先は香川県高松市の繁華街・古馬場にあるスナックAnon。上品な雰囲気の松本佐和ママにお話を伺います。店内には7人まで座れるカウンター席と、テーブル席が3卓。

木下さんはテーブル席のソファに座り、くつろいだ様子で尋ねました。
「珍しい店名ですよね。Anonという名前には何か特別な意味があるのでしょうか？」。
ママはにっこりとほほ笑んで、その質問に応えます。
「Anonはフランス語で〝ゼロからのスタート〟という意味もある言葉だそうで。お店を始めるにあたり、ゼロから頑張ろうと思っていましたから、Anonという店名にしました」。

従業員はママの他、20代前半の女性が6人。客層は「幅広い年代の方がお見えになりますけど、比較的若い世代の方が多いかも」とのこと。

木下さんが歌の好みを尋ねると…。
「私は髙橋真梨子さんや中森明菜さんの歌が好きですね。若いスタッフは、やはり最近のヒット曲をよく歌っています」。
その言葉を受けて、木下さんは
「髙橋真梨子さんでしたら私の歌と通じるところがあるかも。ママの好みに合いそうな歌でしたら…」と自身のオリジナル曲「ノラ」を選曲、歌声をプレゼントしました。

「すごい！歌手の方が目の前で歌ってくださるなんて…」。

木下さんはママとの会話を楽しみつつ、「ママとお話をしていると、気を張らずに済むというか安心感があるというか…また来たいと思う常連さんのお気持ちが分かります」と感想を口にしました。

「そうおっしゃっていただけると本当にうれしいですね。私のこだわりは〝ママ感〟を抑え、お客さまと接すること。お客さまの思いに寄り添い、お話を伺うよう心掛けています」。
そして「お客さまには、Anonで過ごす時間を存分に楽しんでいただきたい。その一心で頑張っています」ときっぱり。
木下さんは和やかな語らいのひとときに心癒やされ、終始笑顔を見せていました。

料金システムはセット5,000円（70分、カラオケ歌い放題）。各種ボトル8,800円〜。