今月のスナック女子はMIWAさん。「会社の同僚とよく飲みにいっています。スナックも大好きで仙台市内はもちろん、地方のお店にも行きますよ」と語る、スナック女子の鏡のような女性です。

今回訪れたお店は仙台市国分町にあるCiel（シエル）。フランス語で空の意味だそう。席数はカウンターが５席、テーブルは15席ほど。落ち着いた雰囲気の中、お酒を楽しめる一軒です。

ママは中国・上海出身の茜茜さん。約20年前に来日したとのこと。

カウンター席に腰掛けたMIWAさんはハイボールを注文。喉を潤して一息つくと、ママに話し掛けました。

「異国の地・日本でお店を開くとはすごいですね。こちらはオープンしてどのくらいになるのでしょう？」 するとママは流ちょうな日本語で「2023年に18年目を迎えました。2001年に来日してから友人のお店のお手伝いをしていましたが、だんだんと自分のお店を持ちたいと思うようになりまして。お店を持つなら市内有数の繁華街・国分町だろうと考えて、こちらに…」とその来し方を語ります。

続けて「震災やコロナなど、苦労されたことも多かったのでは？」とMIWAさんが尋ねると、「大変だったこともたくさんありましたけど、常連さんが支えてくださいました。良い縁に恵まれて、毎日楽しく営業しています」と笑顔を見せます。

客層は市内のサラリーマンならびにOLが中心。

「おかげさまでたくさんの方に愛していただいております。皆さん、一度きりではなく、続けて来店してくださることがうれしいですね」

ママとの和やかな会話にお酒も進むMIWAさん。

実は趣味で手相やタロット占いをしているんですよ。ママの手相を見せていただけませんか？」と切り出します。

差し出された手のひらを眺め、「今度出会う人といい恋愛をするかもしれません。金銭面に関しても困ることはないと思います」と鑑定。その結果にママは大喜び。Cielのますますの繁盛は堅いようです。

最後に改めて抱負を問うと―。「『また明日も頑張ろう！』、そう思っていただけるお店作りを心掛けています。よろしければ一度遊びにいらしてください」（ママ）。料金は90分飲み放題・歌い放題で6,000円。常連客を対象としたゴルフコンペや花見なども実施しているそうだ。