「いつかは路面店で商売がしたいと思っていました」とは今月ご紹介するスナックOLIVEの橋本容子ママ。今から7年前、願いをかなえるべく通りに面した一軒家で商いをスタート。

そのお店にほろ酔い気分で向かうのは今回2回目の登場となる岩下美咲さん。本日2軒目の取材、はしご酒です。

岩下さんはお店に入ると、麦焼酎の炭酸割り・レモン入りを注文。「お待たせしました」と出てきたお酒のグラスはなんと…「えっ、ジョッキですか!?もうこれだけでOLIVEが大好きになりました！」と岩下さん。

ママいわく「サワーやハイボールなどはジョッキで提供しています」とのことで、ママのこだわりの一つだそう。

店内は明るく、スタイリッシュ。また、10人ほどがゆったりと座れる長いカウンター席が印象的。ママをはじめ、従業員は皆、OLIVEオリジナルのTシャツ姿です。

「店員がラフな格好だとお客さまもリラックスできるでしょう？」（ママ）

岩下さんが客層を問うと「地元の商売人や自衛官、あとは佐世保ですから外国人・米軍の方も多くいらっしゃいます」とママ。

カウンター近くにはリンガベルを設置。大ヒット映画「トップガン マーヴェリック」（2022年公開）でもおなじみの、ベルを鳴らしたらお客全員に一杯おごらなければならないペナルティー告知アイテムです。

「実際に鳴らされた方はいるんですか？」

「はい、酔っぱらった勢いで何人か… （笑）」

土地柄か客層ゆえか大変ユニークな趣向です。

以前（2025年9月号）も紹介した通り、岩下さんは数々の大会で上位入賞経験があるカラオケ愛好家。

ということで、「ママはカラオケを歌われますか？」と尋ねました。

ママは「私は歌いません。でも、音響機器には力を入れていますよ」と答え、「音の流れを変えるシステムを導入していますからカラオケを楽しむエリアと、会話に集中できるエリアを分けることができます」と詳しく説明。

ちなみにママはお酒もたしなまないそう。

しかしながら、その品ぞろえは実に豊富で店内の棚には定番のお酒の他、ハブ酒なども並んでいます。

目指しているのは「一人でも気軽に立ち寄れるアットホームなお店」「地域の憩いの場」とのこと。

料金は60分飲み放題（ハイボール、サワー等）で3,000円。延長30分1,000円。カラオケ1曲200円。

「ビール以外のお酒もジョッキで飲めるところが最高ですね（笑）！お酒もどんどん進みます。とても居心地の良い、すてきな飲みどころを見つけました！」（岩下さん）