今回のスナック女子は瀬口侑希さん。2000年に「ねぶた」でデビューして以来、着実に実績を積み重ねている人気アーティスト。現在、昨年末に発表した「さだめの海」のヒットを目指して全国を飛び回っています。

「お酒はそこそこ飲みますけど、スナックにはお仕事で時々伺うくらい。今日はスナック女子として、スナックの魅力を探りたいと思います」

そう語る瀬口さんが訪れたお店は、山形市香澄町のタイ料理スナック バンコク。

店内に足を踏み入れると、タイ出身のママ・由美さんがお出迎え。カウンター席に着いた瀬口さんはグレープサワーを注文。のどを潤してからママに尋ねました。

「日本語がとてもお上手ですね。来日されて、どのくらいたつのでしょう？」

ママはにこやかな笑みを浮かべて「17年くらい前、タイからこちらに嫁いできました」と答えます。

続けて瀬口さんは「山形の印象はいかがでしたか？」と問うと、「お米がおいしいところです。あと、初めて雪を見た時はとても興奮しました。タイではめったに雪が降りませんから。でも、感動したのは最初だけ。山形の冬はとても寒くてつらいです（笑）」と思いを明かします。

こちらは店名の通り、お酒やカラオケの他、タイ料理も楽しめるお店。

ママいわく「近所に私が営んでいるタイ料理店がありますから、そちらから出前を取ることができます。オススメはトムヤムクンと生春巻き。あとタイビールも人気です」とのこと。

ちなみにパクチーは自家栽培。「とってもおいしいですよ」とママ。

また、カラオケ設備にもこだわっており、「いい音で、気持ち良く歌える」と評判だそう。

ということであれば…「歌う環境が整っているのはうれしいですね。私も一曲、よろしいですか？」と瀬口さんはマイクを手にしました。

歌唱曲は「冬航路」。昨年、カラオケで支持を集めた瀬口さんの曲です。

歌声を聴いたママは「すごい！とても感動しました」と大喜び。

瀬口さんが「普段、カラオケではどのような歌をうたいますか？」と尋ねると、「『一円玉の旅がらす』『恋の奴隷』…あと山形出身の北見恭子さんが歌う『紅の舟唄』も大好きです。『冬航路』もこれから練習して、私の十八番にしたいと思います」とにっこり。

会話は弾み、すっかりバンコクファンになった瀬口さん。「ママとは良いお友達になれそう。山形に来る機会があればまた寄りますね」と名残惜しそうに店を後にしました。

セット料金3,000円（90分／飲み放題・歌い放題）。ビールおよびタイ料理は別途。